お客様情報
| 会社名 | 青島太陽路衛生防護用品有限公司 様 |
|---|---|
| 日本親会社名 | 株式会社サンロード 様 |
| 業種 | メーカー |
| 業務内容 | 衛生用マスク・帽子製造 |
| 従業員数 | 約90人 |
| 設立 | 2002年 |
| 地域 | 中国 青島市 |
研修内容
| 実施日 | 2009年9月 9:00 ~ 17:00 |
|---|---|
| 対象者 | 工場内の役職者(チームメンバー10人くらいのリーダー) 7人 |
| 場所 | お客様内会議室 |
| 使用言語 | 日本語及び中国語(日本人講師が説明し、通訳者が中国語に通訳) |
| 講師 | 権藤 晃 |
| テーマ | 工場勤務主任・班長研修 |
| 研修目標 |
・役職者として身に付けるべき素養の習得。 |
| 研修のポイント | ・体系だった理論や概念の説明中心ではなく、具体的にどの場面で どのようにすべきか実感できる研修。 ・基礎知識の説明は最低限に抑え、ケーススタディ(実例紹介)にてすべきこと、してはいけないことを”見て”学びます。その後、実践に近い環境をロールプレイングゲーム形式で実現し、実際に”試して”学びます。知識を詰め込むのではなく、実業務において自然に適切に行動できることを目指した研修内容。 |
| スケジュール | 9:00~ 9:15 オリエンテーション 9:15~12:00 研修1 「自分と他人のことを知る」 13:00~14:15 研修2 指導力向上「清潔のための指導」 14:15~15:40 研修3 指導力向上「規律遵守のための指導」 15:40~17:00 研修4 折衝力向上「共感に基づいた折衝」 |
現場レポート
研修を依頼してくださったのは衛生用のマスクや帽子を製造する工場です。依頼元である会社の総経理と数度の打ち合せを重ね、研修のポイントを絞りこみ、今回は「主任・班長にあるべき姿を理解してもらう」ということを重点項目にし、その方法を考えました。研修受講対象者は、これまでの仕事や私生活において、チームリーダーのような役割を経験したことがない人がほとんどであるため、まずはリーダーとはどのようなもので、どうあるべきかをわかってもらおうという意図です。また、主任・班長はまだ若い方が多いということから、難しい言葉や理論中心ではなく、実感できる方法をとることにしました。
研修1 「自分と他人のことを知る」 9:15~12:00
研修1ではまず自分と他人のことを知ることにしました。リーダーとして行動するためにはまずメンバーとの信頼関係が大切です。「リーダー」というタイトルだけで行動しても、その人にメンバーとの信頼関係がなければチームはうまく機能しません。自分を知り、メンバーを知るところから始め、チーム内で信頼関係を作るきっかけを作ろうという魂胆です。
自分の長所・短所をお互いに発表し合い、他人から見える自分に気づいてもらったり、エニアグラムを利用して自分の性格を客観的に見たりしながら、受講者の皆さんには、チームが人間と人間でできあがっていることを再認識してもらい、お互いを認め合う大切さを理解してもらいました。
研修2 指導力向上「清潔のための指導」 13:00~14:15
お客様の食堂でおいしい昼食をご馳走になり、午後の部へ。午前中は少しじっくり時間をとってリーダーとして大切なことを考える内容だったのに対し、午後はリーダーとしての振る舞い方法をより良くしようという、少しスキル的な内容としました。
リーダーに成り立ての人に時々あるケースが、「リーダーである私の言うようにやりなさい」というように、メンバーに対して有無を言わさず実行させようとするケースです。組織のルール上、部下はリーダーに従わなければならないわけですが、理由もよくわからず「こうやれ!」と言われてもなかなか納得できず、次第にリーダーとメンバーとの間に溝ができてしまう場合があります。
研修2と研修3では、このように「メンバーまたは部下に行動してもらう、あるいは指導するときの方法」を皆さんで学習しました。研修2ではケースとして「部下の身の回りを清潔にさせる」ための方法を取り上げました。
この研修でのポイントはいたってシンプルで、「部下に納得してもらったうえで、行動してもらう」というものです。そのためリーダーは部下に作業をお願いするとき、部下が納得できるように説明しなければいけません。「ルールだから」、「私の上司から言われたから」というだけでは、部下は納得できません。納得しないまま行動すると、そこに良い関係は生まれません。
研修3 指導力向上「規律遵守のための指導」 14:15~15:40
研修3は研修2と趣旨は同じです。ケースを「部下にルールを守らせる」に変えて練習しました。ルールには必ずそれができた理由があります。なぜそのようなルールがあるのか、ということを考える訓練や、ルールを守れなかった部下を注意するときの方法などを学びました。
研修4 折衝力向上「共感に基づいた折衝」 15:40~17:00
研修の最終内容は、折衝力向上というテーマです。基本は研修2、研修3と同じで、「相手に納得してもらった上で行動してもらう」方法を訓練する研修ですが、研修2、3と異なる点は対象が部下ではないという点です。対象者は同僚であったり、他の部署のメンバーだったり、時には上司だったり、社外の人だったりします。リーダーになることで、単なるチームメンバーのときと比べて、付き合わなければならない人の範囲が広がることになります。そのとき必要な力を折衝力と定義し、その力の向上方法を学びました。
折衝力向上のためには、研修1の内容にも関わるのですが、やはり相手との信頼関係が大切になります。常日頃から信頼関係構築に気を遣うことの大切さを含め、話をするときのポイントなどを事例を交えて勉強しました。

全体を振り返って
写真を見ていただけるとわかると思いますが、研修受講者はほとんどが女性でした。皆さん集中して講師の話に耳を傾け、必死にメモをとったり、研修を受ける姿には純粋に新しいことを吸収しようという気持ちが表れていたと思います。
総経理からの評価は「期待通りの結果とは言いがたい」という厳しいものでした。「受講者はその場では理解した感はあるが、もう少し深いところまで考えられるようになってほしかった」というのがその理由です。これも社員教育を本気で考えていらっしゃる証拠かと受け取れました。一方で、「社員に、何が良いか、何が悪いかをわかってもらうきっかけとなった」「相手に依頼するときの方法をまとめることができた」など、私たちにとって励みになるお話もいただきました。
当然最も重要なのは、受講してくださった皆さんが、何かを感じてくれて、それを今後の業務で活かしてくれることです。一人でも、一つでも、何かを与えることができたらいいなと思っています。ゴビーズとしては今回の研修をしっかり振り返り、今後の糧としていきたいと思っています。
今回、研修の機会を与えてくださった青島太陽路衛生防護用品有限公司様に感謝いたします。



