青島科技大学外国語学院日語系特別講演 『日系企業が採用したい人材になる方法』 現場レポート

講演概要

タイトル 青島科技大学外国語学院日語系特別講演
『日系企業が採用したい人材になる方法』
開催日時 2010年5月18日(火) 15時00分~16時30分
主催 青島科技大学 外国語学院日語系
対象 青島科技大学 外国語学院日語系 学生
講師 ゴビーズ青島 権藤 晃
言語 日本語
定員
受講料 無料
地域 中国 青島市
会場 青島科技大学崂山校区

講演内容

時間 内容

15:00 ~ 15:10
(10分)

講演開催趣旨説明、自己紹介など

【講演の目的】
1. 会社(有限公司)の仕組みを知る
2. 日系企業が求めている人材を知る
3. 就職活動で何をすればいいのかを知る

15:10 ~ 15:40
(30分)

≪第一部≫
日系企業が求めている人材を理解する

15:40 ~ 16:10
(30分)

≪第二部≫
就職活動で何をすればいいのかを理解する

16:10 ~ 16:20
(10分)

≪第三部≫
仕事力診断システムの活用方法

16:20 ~ 16:30
(10分)

質疑応答、アンケート回答など

講演資料はこちらからPDF形式でダウンロードいただけます。

現場レポート

講演01今回はちょっとしたご縁で青島科技大学日本語学科様から、同学科の学生向けに講演の依頼をいただきました。受講者は就職を控えている日本語学科の学生ということで、ズバリ「日系企業が採用したい人材になる方法」というタイトルでの講演です。

参加者は青島科技大学日本語学科の2年生、3年生合計約100人。就職は学生にとって切実な問題であるため、講演会に望む学生は真剣そのもので、講師を含めたゴビーズスタッフも自然と気合の入ったスタートとなりました。

対象となる学生は、就職活動以前に、「働くということはどういうことか」、「会社とはどのようなものか」、についての知識が少ないと想定されたため、一般的な社会の仕組みなども含めて、できる限り簡単に説明するように心がけました。

 

第一部: 日系企業が求めている人材を理解する

講演02日系企業が求める人材を説明する前に、まず「会社とは何か」を理解していただきました。学校と会社が決定的に違うのは、会社で働くと報酬としてお金がもらえると言うことです。お金をもらうからには、社員は会社が期待する成果をあげなければなりません。したがって、社員には報酬に対する成果を提供する責任が発生することになります。

社会人になってしまえば当たり前の話ですが、アルバイトなどの社会経験がないと意外と気づかないところかもしれません。日本では大学時代アルバイトをする機会が多いのですが、中国では日本のように大学時代アルバイトをすることは少ないため、お金をもらうということに対する準備がなかなかできていないのが現状のように思います。

また、中国系企業と日系企業との一般的な違いなど、具体的な例を交えて説明を行いました。学生の皆さんは日本語を勉強しているわけですから、当然日系企業への就職を希望する人が多くなります。日系企業の特色などを事前に知っておくことで、心の準備ができることになります。

第1部の最後は、日系企業がどんな方法で新卒の学生を採用しているかなど、エントリーシートの例をまじえ簡単な説明を行いました。

第二部: 就職活動で何をすればいいのかを理解する

講演03学生の皆さんは就職に備えていろいろな準備が必要かと思いますが、ゴビーズでは「会社側にとって魅力的な人物である」ということが重要と考えます。会社は当然仕事が出来る人、つまり仕事力がある人を欲しいわけです。

仕事力、と一言で言ってもどんなものか良くわからないと思われますので、ゴビーズが考える仕事力の定義(仕事力=理解力×計画力×技術力)に基づき、身近な出来事に例えてそれぞれの仕事力の意味をイメージしていただきました。そして、仕事力を高めるためには、何をすればよいか、日々の生活で出来ることを紹介しました。具体的な例は講演資料を参照してください。

また日系企業に就職を考えているのであれば、最低限知っておいて欲しい知識、やっておいて欲しいこと、気をつけて欲しいマナーなど、採用する側からの意見として伝えました。

第三部: 仕事力診断システムの活用方法

第3部では、就職活動で必要になる「自己分析」に焦点を当て、「自分を知るにはどうすればよいの?」また「自分の力はどれくらいあるの?」という学生の疑問に答えるべく、ゴビーズが提供している仕事力診断試験の利用方法を説明しました。

今回は自分の適性を知ることができる「エニアグラム」、日系企業のいろはを確認できる「理解度診断」、そしてPC操作のスキルをチェックできる「PCリテラシー」の3つの試験を紹介しました。

ゴビーズではこれまで数多くの就職希望者と面接してきましたが、自分の事を整理して少し客観的に話ができる人は意外と少ないと思います。ほとんどの人が自分の基準で「できます」「大丈夫です」と答えるのですが、それを裏付ける根拠がない場合がよくあります。仕事力診断システムによって少しでも自分を客観的に見ることができると考えています。また自分の仕事力を知ることにより、足りない部分を補うことにも役立ちます。

 

全体を振り返って

講演04講演を行って驚いたのは、学生の反応の良さでした。講師が講演の最初に「ニイハオ!」と挨拶すると、学生の皆さんからは大きな声で「ニイハオ!」という元気な挨拶が返ってきました。講師からの質問に対しても積極的な回答があったり、講師のところどころのジョークにもありがたいリアクションをいただいたり、とてもスムーズに講演を行うことができました。

また講演中は、配布した日本語の資料と講師の説明を交互に見ながら、時には辞書を調べつつ、必死で講演の内容を理解しようとしていた学生の姿を多く見ることができ、講演が学生にとっても価値あるものだったのではないかとうれしく思いました。

講演の最後にアンケートを取らせていただきましたが、アンケート結果で印象的だったのは学生の皆さんの多くが就職活動での面接に大きな不安を抱いていることです。ゴビーズとしては、今後、就職活動を行う人のために、就職面接に関する情報や面接の練習機会などを提供していければよいなと考えています。

この講演が多少なりとも学生の皆さんの就職活動の助けになれば幸いです。今回、講演の機会を与えてくださった青島科技大学外国語学院日語系様に感謝いたします。