はじめて部下を持つあなたが理想の上司と呼ばれる瞬間

これまでも何冊か紹介してきた大好きな福島正伸さんの本です。福島さんらしい考えで理想の上司像を描き、そうなるための方法を述べてくれています。前半は小説になっていて、初めて部下を持った主人公が悩みながら少しずつ部下との関係を築いていく姿が描かれています。後半はその小説で伝えたかったことをまとめ、理想の上司とはどんなものか、どうすればなれるか、を説明しています。

理想の上司になるための方法については、福島さんの他の本や、ボクが書いたこれまでの福島さんの本の紹介文を読んでいただけると、ほとんど答えが分かってしまうくらい簡単です。また、当社のサービスの一つ「仕事わくわくシステム」の紹介ページをご覧になっていただいても、どんなことをすれば良いのかが分かると思います。と、いうわけで、肝心な答えは本書に譲ることにし、ここでの説明は割愛します。気になる方はぜひ本を読んでみてくださいね。

ちなみに「仕事わくわくシステム」は本書に書いてあるような内容と同じ考えを元に、当社で開発したサービスです。当社のサービスを理解していただくときも、本書はとても参考になります。「仕事わくわくサービス」の説明ページにも書いた「スタッフがしっかり報告してくれない」ということについても、本書にその理由が書かれています。

ボクが思うに、上司としての姿勢には大きく2種類あると思います。本書で紹介されているように部下を仲間とみなし、一生のパートナーのように考え、仕事を通して自分も部下も成長していこうという姿勢が一つ。

もう一つは、その真逆で、部下は会社の仕事を実現するための道具であり、社員として会社から給料をもらっている以上、部下は上司の言うことを聞くべきだ、という姿勢。まぁ、ある種軍隊的な姿勢となりますね。

福島さんは一貫して前者であるべきだと説いているわけです。確かに彼の本を読むと「こんな人ばっかりだったら会社はすんげぇ楽しいだろうな」と思えてきます。ただ世の中には当然その考え自体知らない人や、または知っていてもそれは理想論でしかなく、現実論としては後者であるべき、という考えを持つ人は少なくありません。

実際ボクが以前勤めていた会社の上司だった人は、ここでいう完全な後者のタイプの人でした。ボクは当時から前者の考えの人間だったため彼と意見が合わなかったのは言うまでもありません。その結果どうだったか。2年弱彼と一緒に仕事をしましたが、その中でボクが得た哲学の一つが、「こんな上司にだけは絶対ならないようにしよう」というものでした。

少なくともボクには道具的な役割としてしか扱われなかったことに強い反感があったし、会社がいくら儲けていて自分がしっかり給料をもらえるとしても、そんな雰囲気の組織を好きになることはできませんでした。こんな自分の実体験からも、ボクは福島さん支持者です。

中国に来て部下との付き合いに悩んでいる日本人の方は多いと思います。その原因を文化の違いや言葉の違いとして片付けてしまいがちですが、本当にそれだけでしょうか。ボクは、人間である以上、ある程度の部分は共通だと思っていて、上司部下の関係については日本であろうと中国であろうと共通する部分があるように思えます。

日本であまり上司経験がないにもかかわらず、中国では日本人というだけで部下を任される場合がよくあります。こういう人にこそ読んでみてもらいたい一冊です。

ゴビーズスタッフは全員で理想の上司を目指していきます。