春夏秋冬理論

どんなものにもライフサイクルはある、という考えに基づいて書かれている本です。ライフサイクルというと経営学の教科書では一般的に商品のライフサイクルとして出てくる言葉です。導入期があり、成長期があり、成熟期があって衰退期があるという曲線ですね。

そんなライフサイクルを人生にも当てはめることができる、というのがこの本の趣旨です。人生は12年で1サイクルと考えることができ、3年を1つとし、1サイクルを4つにわけることができるとしています。そして、この4つの区分を季節に例えて、春夏秋冬理論としています。

それぞれの季節区分には実際の季節に似た感じで特性があると言います。キーワードになりますが、少し抜粋してみます。

冬: すべての始まり、発想・アイディアとの出会い、試行錯誤、方向性が見えてくる
春: やっと芽が出る、出会いが広がる、仕掛ける
夏: エネルギッシュ、吹き上げられる、アヴァンチュール、自我肥大、無茶は禁物
秋: 収穫、勉強、悲劇、依頼された仕事をこなす

冬から始まっているところがおもしろいところです。その理由や各季節の詳細については本を読んでみてください。

著者はマーケティングコンサルタントの神田昌典さんとアストロロジャーの來夢さん。神田さんのビジネス知識と來夢さんの占星術の知識が合わさった作品となっています。

この本の中でも書かれていますが、この本を全面的に頼りにするのではなく、あくまでこんな考えもあるんだということを頭に入れておけばいいんじゃないかと思います。

占星術的に人生にサイクルがあるということは様々な人が言っていますし、また人生やビジネスで大きな決断をしなければならないとき、占いを参考にする人も多いと聞きます。そのような意味で、「春夏秋冬理論という考え方もある」ということを知っておくことは無駄にならないと思います。

紹介する本は2冊ですが、「今日から運が開く」の方には春夏秋冬理論の概要が書かれていて、もう1冊の「ツキの波に乗る」の方ではより具体的な活用方法が書かれています。人それぞれ生年月日によってスタートの季節が異なり、生まれたときの季節からその人の四季が進んでいくことになります。

自分がどの季節に生まれ、今どの季節にいるのかを知る方法としては「ツキの波に乗る」の後ろについている年表を使うとわかりますが、來夢さんの以下のサイトでも簡単に調べることができます。生年月日を入力してぜひ自分の季節を調べて、参考にしてみてください。
http://www.seasons-net.jp/hantei/

ちなみに中国で仕事をしていると、かなりの割合で風水を意識している人に出会います。会社の場所、向き、部屋の作り、家具の置き方、番号、などこだわる人に結構出会ってきました。風水も様々な経験則から生まれた考え方という点では、今回の春夏秋冬理論と近いものがあるかもしれません。

あまりこだわりすぎるのも良くないのでしょうが、知っておいて得する情報は知っておいた方がいいですよね。ボクは今のところ風水についてはあまり知識がないので、今後少し勉強していってみようかと思います。

最後にこの本に出てきたおもしろい言葉を紹介して終わりにします。
「億万長者は、占星術を信じない。しかし…大富豪は、活用する」