急に売れ始めるにはワケがある

 

本書は以前紹介した「天才!成功する人々の法則」と同じ著書マルコム・グラッドウェル氏によるものです。
「急に売れ始めるにはワケがある」というなんとも魅力的なタイトルです。
爆発的に売れるメカニズムを口コミや感染のモデルに基づいて説明した本です。

本書では、様々な流行が生じ始める点をティッピング・ポイントと呼んでいます。
そのティッピング・ポイントが生じる要因には下記の3つがあると言われています。

1. 少数者の法則
流行を広げるのは少数の特殊な性質を持った人たちである。
2. 粘りの要素
流行としてはやってもすぐ廃れるものと廃れないものの違い。
3. 背景の要素
流行が起きる場合、その背景が重要である。

そして、さらに著者が強調しているのは、「小さなことが大きな変化をもたらす」ということ。
口コミや感染のモデルでは、複利の法則で効果が現れてきます。
本書の中で「紙を50回折りたたむと、最終的に折り畳まれた紙はどれくらいの厚さになるか」という質問があります。
直感だと電話帳くらいの厚さ、大胆な人だと1メートルくらいという回答が返ってくるそうです。

実際計算してみると(ここでは紙の厚さを0.1mmとしています)、

厚さ = 0.1mm x 2^50 = 112,590,000km

約1億km・・・と想像を絶する厚さになってしまいます。
これは地球から太陽までの距離くらいに相当します。

感染のモデルでは倍倍で影響が広がっていきますから、積み重ねがいかに重要だということがうかがえます。

是非ともこの本の内容を現在の仕事に試してみたいものです。